高齢者の歯科医療について

高齢者の歯科医療は、口腔の機能・衛生状態を改善し、維持をする口腔管理が大切です。

咬む機能(摂食・咀嚼機能)は、咬み合わせのバランスを整え、適合がよい衛生的な入れ歯を使用し、よく咬むことで唾液が多く出て、自浄作用ができると口腔内を衛生的に保つことができます。

また、咬む機能は飲み込む機能(嚥下機能)と連動しています。誤嚥は、飲み込む機能の異常ですので、噛む機能の改善とともに嚥下機能訓練(ラビリントレーナー)をします。

高齢になるにしたがい「健康な心と身体は口腔から」とも言われているように、お口の健康が生活の質を高めます。

超高齢化社会の日本での歯とからだの健康

高齢者と歯科医療

世界の中で日本の高齢者(65歳以上)人口割合がNO.1なのはご存知でしょうか?

また、日本は世界でも有数の長寿国(平均寿命 女性は86歳 男性79歳)で、定年を迎えても、社会で多く活躍されている方がいます。

私たち歯科医は、お口の中の健康を通して、QOL(活力のある高齢化)を維持して過ごすこと、そんなお手伝いができれば幸いと感じています。

お口の中の機能が関係するからだのことが、こんなにたくさんあることをご存知でしたか?

●摂食 ⇒ 食物を認知する

●咀嚼 ⇒ 食べ物を噛んで細かくする

●嚥下 ⇒ 細かくなった食べ物を気管に入れることなく食道と胃に移行する

●異物の認識と排除 ⇒ 食物以外の誤飲を防止する

●免疫物質の分泌 ⇒ 唾液の成分による自浄作用を促す

●味覚 ⇒ 舌と歯で味わう

●消化への関与 ⇒ 食べ物を吸収しやすい大きさに粉砕する

●呼吸 ⇒ 酸素を取り込む

●構音・発音・会話

●ストレスの発散 ⇒ 食欲を満たす

●脳への刺激 ⇒ 咬合する筋肉の血流が活発になる

●力の発散 ⇒ 咬むことで筋肉のバランスがとれる

●感情表現・コミュニケーション

●顔貌 ⇒ 奥歯は顔下半分の高さを決める

これらのことを意識しながら、歯の健康と向き合っていくことが大切ですね。

千葉県松戸市 ひかり・歯科クリニック 院長 岩田

投稿日:2017年1月26日|カテゴリ:院長ブログ