入れ歯の違和感や痛みの原因とは?

入れ歯が合わないことは痛みに直結してきます。
また、その種類によっても理由が異なっているようです。

今回は、総入れ歯と部分入れ歯で異なる痛みの原因についてのご紹介です。

入れ歯を使っていて、このようなことはありませんか?

・口の中で入れ歯が動いてしまい痛い
・入れ歯の内側に食べ物が挟まってしまい痛い
・噛み合わせに違和感がある
・食べ物を噛むとき、口を開くときに顎が痛む(音がする)
・口を開けると入れ歯が外れてしまう
・部分入れ歯をしている隣の歯が痛む

入れ歯の治療をしていると、このようなお悩みを患者様からよく耳にします。

では、なぜそのような痛みが出てしまうのでしょうか?

まずはお口の中の状態を見ながら解説していきます。

お口の中の状態は人それぞれ

下の図のように、無歯顎症は全ての歯がありません。


歯の残りかたがまちまちな部分欠損症は多岐にわたります。
上下の歯の欠損の組み合わせだけでもはまさに、人それぞれ!いくつものパターンがあります。

そして、次に入れ歯の構造を見てみましょう。

①義歯床    : 失った顎の骨の代わりになる歯肉と同じ色の部分
②人工歯    : 天然歯に類似した食物をかみきり、すりつぶす部分
③支持装置   : 咬む力を受け止める装置
④維持装置   : 義歯が外れないようにする装置
⑤連結部装置  : 離れた義歯床を一体化する装置

総義歯は①と②から、部分欠損症は①〜④の全ての構造からなります。

痛みの原因は【入れ歯要因】と【お口要因】があります

【入れ歯要因のケース】

■総入れ歯の場合

●義歯の形(義歯床)の問題

義歯の内面が顎骨の粘膜組織と合っていなかったりする。義歯の外形が粘膜組織と頬や舌の境をぴったり封鎖できないと義歯が動いてしまったり、食物が義歯内側に入ったりしてしまうような義歯の形問題があります。

●人工歯のバランス問題

口を閉じると義歯の人工歯に咬む力が伝わります。その力が人工歯に前後左右の伝わりが適切でなかったり、下顎を動かした時に義歯を不安定にさせるような人工歯の位置バランスや誘導の問題があります。

■部分入れ歯の場合

●歯にかかる力の問題

咬む力を受け止めるのは天然歯や義歯床とそれをつなげる金具の一部です。その金具は欠損部の隣の歯に設置することが多いようです。咬むたびにその金具に過度の力が加わると歯根の周囲組織に痛みが起こります。

●義歯が着脱時の問題

義歯が外れないように金具が歯の側面を抱きかかえています。義歯を外すときや義歯が動く時に歯根の周囲組織に痛みが起こります。

歯の部分欠損症の場合は、歯にかかる金具の装置による障害が大きな問題です。痛みの原因は義歯があっていないことだけでなく、この装置を使用していることのようです。

※部分入れ歯をご使用の方へ:歯根の周囲組織に痛みがある方はこちらの記事をご覧ください。

【お口要因のケース】

■総入れ歯の場合

●身体機能の問題

・唾液量の減少 : 総義歯は唾液によるウオータフィルム現象による維持が欠かせません。少ないと入れ歯の脱落や擦過による問題が起こります。

・顎関節の異常 : 時間をかけて歯を失い無歯顎症になる過程で奥歯からなくなると顎関節に咬む力の負担がかかります。顎関節機関の骨や軟骨組織に障害が起こることがあります。

■部分入れ歯の場合

●身体機能の問題

・顎関節の異常 : 現在残っている歯の中で前歯を含めて5番目以降の奥歯がないと、食事の時に前歯で噛むことになるため、顎の負担が大きくなる。

早く入れ歯の痛み、違和感から解放されたい!治療期間はどのくらい?

「毎日のお食事やコミュニケーションでお話をする際、入れ歯が気になってしまい、思うように楽しめない」という方は「早く治したい」と思われるかと思います。具体的な期間は実際に診察してみてから決定します。

そして、治療期間には個人差があり、歯の処分をすると1〜2ヶ月間の治癒期間を要したり、歯の使用本数によっても期間が多少異なります。

しかし、来院回数は、現在の状態を精査し治療の方針・計画を立案してわかります。 患者様の環境や都合を考慮して、治療期間を短くすることも可能です。

期間や回数については「咬み合わせの診査・診断」をしていただくと目安がわかります。

まずは、より快適な日常が過ごせるように入れ歯の痛み、違和感の原因を確認する<リスク診査>で「ご自身のお口の中の状態を知る」ことをおすすめしております。

当院では入れ歯の無料相談も行っております。あなたの入れ歯に関するお悩み、お気軽にご相談ください。

⇒入れ歯の無料相談はこちらから

千葉県松戸市 ひかり・歯科クリニック 院長 岩田

投稿日:2017年10月27日|カテゴリ:院長ブログ