外れず、よく噛める総入れ歯

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【診療科目】
入れ歯 / 咬み合わせ / 顎関節症/ 一般歯科 / 審美歯科 / 予防歯科/ ホワイトニング / インプラント

総入れ歯治療について

時代に左右されない、普遍の機能を求めた総入れ歯の治療

総入れ歯治療

日本は長寿化により、全身疾患や認知症などが常態化した疾病構造に変化してきました。それに伴い高齢者のお口の問題も多くなっています。

最近では、全身疾患などにより食事を口から食べられなくなると、鼻からの栄養補給や胃瘻になり、肺炎のリスクが高くなることが分かりました。

栄養摂取だけでなく、健康維持の観点からも口から食べる機能の大切さが注目されています。

歯がすべてない無歯顎症の方は、どのように機能を改善するのでしょう。

最近では、無歯顎症にインプラント治療をすることもありますが、全身疾患の有無に関係なく外科手術が必要としないので、身体に負担が少なく、メインテナンスと破損時に、修理が容易な総入れ歯による治療が見直されてきています。

⇒ひかり・歯科クリニックで総入れ歯のセカンドオピニオンをするメリットはこちらの記事をご覧ください

口の中を精密に型取りする「上下顎同時印象法」による総入れ歯

総入れ歯治療

歯の全てない方に、入れ歯がぴったりと動かず、問題なく咬む機能が働くためには、失った歯と歯肉があった空間を、周囲の筋肉の働きを妨げることなく精密に型を取ることが重要です。

「口を閉じ日常運動の型取りをすること」

型取りの時、ご自身で口の周囲筋を動かし、唾液を飲む機能の記録をするので、完成した入れ歯は歯と歯肉のあったところをぴったり封鎖して空気を遮断でき、しっかり吸着し、外れにくくなります。また、日常の筋肉の動きに対応し、入れ歯の働きに違和感が生じません。

この型取りの方法を「上下顎同時印象法」と言います。機能性に優れた方法です。

※上下顎同時印象法も内容に含む、総入れ歯についての歯科医師向けセミナーで講師を務めております
⇒総入れ歯の基礎と臨床について講演しました
⇒総入れ歯ライブ実習コースに実技講師として参加しました

フェイスボーと咬合器による、咬み合わせの精密な診査・診断

フェイスボーと咬合器

フェイスボーは身体の中心軸を計測し、顎関節からの咬み合わせの位置を、咬合器に移行させる装置です。

咬合器は、口の開閉口時の顎の動きを模倣することができる装置です。

2つの装置を使用すると、口の中の咬み合わせと顎関節からの位置関係を客観的に診査できるのです。

※咬み合わせ診断の重要性について、ブログ記事でご紹介しております
⇒咬み合わせ診査・診断の重要性について

総入れ歯の場合は、この2つの装置を利用して、最適な位置に28本の人工咬み合わせをつくります。まず、口から型取りしたものを、フェイスボーで咬合器に取り付けて歯型をつくります。そして歯型の上で人工の歯を並べ、入れ歯をつくるのです。

人工歯の位置が身体の真ん中から左右対称にあり、咬むための筋肉にバランスよい位置に咬み合わせを設定できると、入れ歯は安定し良く噛むことができるのです。

この2つの装置を使用した診査の方法を「咬合診査」と言います。入れ歯治療には必要不可欠なステップです。

※咬合診査について、歯科医師向けのセミナーで講師を務めております
⇒咬合治療の臨床セミナーで講師をしました

総入れ歯製作の流れ:4回の治療で新入れ歯の製作が完了

合理的な治療手順を踏んでいるので、4回の製作工程を基本として計画しています。装着後、食生活の環境に合わせて調整をおこないます。

以下がその工程です。

■治療期間中の入れ歯は・・・
・歯を抜歯して総入れ歯になる場合、仮入れ歯を製作します(2~3ヶ月間使用)
・歯を抜かないでそのまま総入れ歯になる場合、旧入れ歯を微調整して仮入れ歯にします

1回目

総入れ歯治療

治療法の説明をします。

  • 唾液性状
  • レントゲン
  • 顎関節と顎骨の精査
  • 上下歯槽骨の研究用型取り

2回目

総入れ歯治療
  • 上下顎同時の精密型取り
  • 咬み合わせ位置と高さの決定
  • お顔の計測
  • 顎の動き記録

3回目

総入れ歯治療

完成前に

  • 審美性
  • 発音
  • 吸着

の確認をします。

4回目

新入れ歯の装着をします。

新入れ歯の装着

数回の装着後の微調整をおこないます。

無歯顎症は、歯が全てないため、口腔内の多くの機能が働かなくなります。また、入れ歯の不適合はコミュニケーション・食べる楽しみ・栄養の摂取を上手にできなくなり、生活の質にも影響をあたえます。

上下顎同時印象法の総入れ歯は、適合が良く、機能と審美性にすぐれていて、健康的な生活を営むことができるでしょう。

総入れ歯製作の費用

上下顎同時印象法による総入れ歯:150万円

参考:日本の総入れ歯治療の歴史

日本の無歯顎症の治療技術は、総入れ歯で対応している歴史があることが有名です。

古くは1586年、紀伊和歌山で木製の総入れ歯が発見されたことが分かっています。当時の地位の高い人に使用されたようで、当時の最新技術で作られた形跡が残っていました。

これは口の中の形態を温めた蜜蝋で型取りしたものを参考に、木を削り適合させる。歯の代わりに鋲を埋め込み、良くすりつぶせるように、非常に精度の高いものでした。

ひかり・歯科クリニックでご紹介する総入れ歯治療は、歴史ある日本発の技術に磨きをかけて、現代に甦った方法です。